WORKSHOP '05

2005年度がん若手ワークショップ参加者の皆様へ



 第6回がん若手ワークショップは、8月31日から9月3日まで蓼科高原にて開催されました。がん特定領域研究の各研究グループより選抜された80名の優秀な若手研究者たちと各領域の若手支援委員、特別講演をされた東工大の濡木先生、そして事務局員の皆様、たいへんご苦労様でした。どのセッションも質問が多くて時間が全く足りませんでしたが、その不足分はセッションが終わってからの深夜まで続く活発な討論で補えたのではないかと思います。各演者の発表内容はさすがに研究室を代表してくるだけのことはあると思わせるものばかりでした。プレゼンテーションの技術においては前半には改善の余地がある方も多少いらっしゃいましたが、後半は格段によくなったのがわかりました。個人的な希望としてはもう少しリラックスできる時間を増やしたかったのですが、発表時間を十分にとるために、あまり余裕のないスケジュールになってしまいました。大半の方にとっては、北八ヶ岳の自然を満喫する間もなくサイエンスにどっぷりとつかった4日間だったのではないでしょうか。広い領域にまたがるがん研究を俯瞰し、異なるバックラウンドを持つ多くの若手研究者たちと交流を深めたこのワークショップの経験が、参加者の方々の10年、20年後の日本を代表するがん研究に繋がることを祈念しております。

がん特定領域若手支援委員会委員長  松田道行