この実験では、Cos細胞にRaichu-Rasを発現させて、代表的な増殖因子である上皮細胞増殖因子を投与し、細胞内でのRasの活性化を画像化したものである。増殖刺激により、細胞は活発に細胞骨格系の再構成を行い、葉状突起を出して運動する。Rasは明らかに、このような新しくできた葉状突起でもっと強く活性化され、そのシグナルは細胞の内側へと広がっていくのがわかる。

(mpegビデオ、約0.5 Mbyte)左上:位相差像、左下:CFP、右上:FRET、右下、YFP  : By Naoki Mochizuki