研究室のご案内 2021

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所属する研究科

京都大学大学院生命科学研究科・医学研究科に所属しています。

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研究室のプロフィール

ここ病態生物医学分野・生体制御学分野の前身は旧医学部第一病理学教室です。研究室のある医学部F棟は昭和初期に建築され、昨年、二度目の改修を終えました。 外見の重厚な雰囲気はそのままですが、内部は先端機器と高い機能性を誇る建物になっています。 研究室は、生命科学研究科および医学研究科に所属する教員・学生が半分ずつくらい在籍し、医学・生命科学の発展に一致協力して研究に邁進しています。 2012年度からは生命動態システム科学推進拠点のヘッドクオーターとして、 2018年度からは生命科学研究科付属生命動態研究センターとして 最先端蛍光イメージング技術に基づく新しい医学・生命科学の創設を目指しています。 地下には、共用施設である「蛍光生体イメージング室」があり、最先端の顕微鏡にアクセスできます。


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在籍メンバー(2021年1月)

教授1、准教授1、助教3、博士課程4、修士課程5、理学部生1、教務補佐員2、協力研究員1

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教育内容

  1. 基本方針:医学・生命科学の最先端研究とそれを担う人材の養成。
  2. 研究テーマ:先端的蛍光生体イメージング技術に基づく新しい医学・生命科学の創成と、がんを始めとする様々な病気の包括的理解を目指します。
  3. 研究スタイル: もし、癌の治療薬を作るという研究をしていて、全く役には立ちそうもないけれどとても興味深い現象を見つけたらどうしますか? 研究には大きく二つのスタイルがあります。問題解決型と問題発見型です。ここは基礎研究を行う研究室です。目的とするゴールから外れて想定外の方向に研究が進むのは大歓迎です。 私たちの研究室は他の研究室にはないツールを使って研究しています。 「こんな結果がでるはず」ではなくて、「これは何だろう」という”わくわく”感を大事にしてほしいと思います。
  4. 論文:第一著者の英語論文を修士課程の仕事で1報、博士で1報が当研究室メンバーの標準です。 昔はもっと多かったのですが、昨今、生命科学系の論文は発表まで長い時間を有するのが世界的趨勢になってきました。
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  5. 学位取得にかかる期間について:期限内(生命科学研究科では3年、医学研究科では4年)に博士を取得できる学生数は京大では50%をかなり下回っています。 長くいればそれだけよりよい成果になるでしょうし、学生生活を長く楽しみたい場合もあるでしょう。ですから、このことの是非を言うつもりはありません。 ただ、当研究室は、期限内で出ていただくことを方針にしています。 真面目に研究すれば結果は必ず出るものです。流行に乗っていい雑誌に発表するかどうかは問題ではありません。 わたしたちが研究をするのは、先人たちの積み重ねた石の上にもう一つ石を重ねるという作業こそが人類の進歩なのだと信じるからです。 もちろん、ほかのひとより大きな石、輝く石を積み重ねて、そこに自分の名前を刻むのは素晴らしいことです。 しかし、だからといって小さな石に価値がないということは決してありません。 やってはいけないことは、後で崩れるような石を積んで、後続の研究者の邪魔をすることだけです。 研究室に来たすべての学生が着実に研究をして、確実に人生を進めていってほしいと思います。
  6. 学会:国内の学会と泊り込み型研究会に年1回ずつ くらい平均して参加しています。海外の学会は出席するに足る英語力を有していること(TOEIC/TOEFLで既定の点数を取ること)が条件です。
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  7. ラボミーティング:毎週木曜日 午前9時30分―11時。雑誌会とデータミーティングが交互にあります。英語で行っています。 英語だとディスカッションが盛り上がらないんじゃないの?という声を聞きますが、当研究室の学生に限ってはそんなことはありません。 これ以外に、毎週1回の小グループに分かれてのウィークリーミーティングがあります。こちらは日本語です。
  8. 教養課程:英語の教科書を通読しています(テストが隔週程度あります)。Essential Cell Biology(細胞生物学に必須な単語と言い回しを覚えてもらう)と Fundamentals of Light Microscopy and Electronic Imaging(顕微鏡とデジタルイメージングの基礎を習得します)が1,2年目の教科書です。
  9. 数理コース: 希望者は数理コースを受講できます。MATLABを使って統計から数理モデルの構築までを勉強します。
  10. 在籍中の大学院生の出身校(順不同):福島医科大学、北海道大学、山口大学、中国医科大学、アモイ大学、山東大学、京都大学、東京工業大学、同志社大学
  11. 就職:これまでの松田研OBの進路状況は次の通り。 @ 大学・研究機関:教授・部長9、助教授・講師・室長4、助教・研究員20  A 会社:24 B 医師:17  C 医学部進学:4

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